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WEB制作のポイント

WEB PRODUCTION POINTS

POINT

1

バナー広告の目的を理解する

バナー広告とは

バナー(Banner)とは、直訳すると「旗・のぼり」を意味します。バナー広告は、WEBページ上に表示される商品・サービス紹介の入った画像を指し、広告主の目的に応じてユーザーを他のページへ誘導する役割を持ちます。

バナー広告のメリットは、画像とコピーを効果的にデザインに落とし込むことで、ビジュアルでの訴求力がある点です。また、広告出稿者がユーザーデータを分析し、ターゲットを絞って効果的に表示させることができるため、オフライン広告よりも効率よくローンチできることも特長のひとつと言えます。

バナー広告制作の目的

バナー広告は、クリックした先で「ユーザーにどんな行動を取ってほしいか」によって、制作する目的が異なります。まずは、自社がバナー広告を制作する目的を明確にしましょう。

コンバージョン獲得 ユーザーを商品やサービスの購入や問い合わせへ誘導するためのバナー広告です。ユーザーのクリックによって広告主のWEBサイトに遷移します。
ブランディング ブランドの認知拡大のために展開されるバナー広告を指します。ブランドに関心の高いユーザー層が利用する大手サイトなどに掲載するのが一般的です。
キャンペーン告知 プレゼントキャンペーンなどを告知するためのバナー広告です。ブランドに関心の高いユーザーが集まるサイトに掲載することで、高いクリック率が見込めます。

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2

ターゲットを設定する

バナー広告には、少ない情報でターゲットの心をひきつける表現が必要です。ターゲットを具体的に設定し、相手に刺さる絞り込んだ訴求を心がけましょう。

たとえば、一言で「30代・女性」と言っても、「教育熱心な子育て中の主婦」「家事を効率よくこなしたいワーママ」「キャリアアップを目指す中間管理職」など、その属性はさまざまです。「自社の商品やサービスを利用するのが誰なのか」、「その人が求めている未来は何か」を明確にすることで、バナー広告の要素やデザイン、掲載するべきページが見えてくるでしょう。

POINT

3

バナー広告のサイズを決定する

ターゲットを設定したら、まずは制作するバナー広告のサイズを確認しましょう。これは、サイズによって訴求できるメッセージや入れられる要素の数が変化するためです。

多くの場合、バナー広告のサイズは「表示したいデバイス」や「出向先のサイズ規定」によって異なります。複数のサイズでバナー広告を作り分けるのには手間とコストがかかるため、はじめは汎用性の高いサイズで制作するとよいでしょう。

具体的には、パソコンのディスプレイにもスマートフォンにも対応し、「Google」「Yahoo!」共通で配信できる『300×250』サイズがおすすめです。

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4

バナー広告の要素を決定する

バナー広告をデザインする前に、あらかじめ訴求に必要な要素を洗い出します。掲載したい要素がそろったら、その内容を具体的に固め、必要な素材を準備する必要があります。一般的なバナー広告の要素は下記を参考にしましょう。

キャッチコピー 短い文章でターゲットをひきつけるキャッチ
サブキャッチ キャッチコピーを補足するもの
テキスト 商品画像やイメージ画像など
訴求アイコン 「限定!」「0円」など訴求力の強いワードをアイキャッチにしたもの
ロゴ 社名ロゴや商品ロゴなどがある場合は使用

POINT

5

キャッチコピーで心を掴む

バナー広告の目的は、ユーザーにクリックしてもらい、目的のページへ飛んでもらうことです。そして、ユーザーがアクションを起こすためにもっとも重要な要素と言えるのが、少ない文字数と限定的な情報でユーザーの興味を引き、共感を得られるキャッチコピーです。以下の例を参考に、ユーザーの心を掴むキャッチコピーを検討しましょう。

1 限定感を押し出す 「本日限定!」「先着10名様」など、限定フレーズを入れることで、バナー広告を目にしたユーザーにお得感を感じてもらうことができます。
2 実績をアピールする 「3年連続第1位」「1秒に1000個売れている!」など、説得力のある実績はユーザーの目を引きます。実績の根拠となるデータは必ず提示しましょう。
3 権威性を利用する 「専門家100人に選ばれた!」「栄養管理士のお墨付き」など、権威力のある人物や専門家からの推薦をキャッチに使うことで、信頼度がアップします。

POINT

6

訴求力のあるデザインを作る

内容が決定したのち、バナー広告のサイズや掲載する媒体に応じて要素の優先順位を定め、デザインに進みます。下記の手順を参考にしましょう。

1 要素のレイアウトを決定する まずはじめに、要素をラフでレイアウトしてみます。最初からデザインを決めてしまうよりも、さまざまなパターンを検討することで、訴求に対して最適なレイアウトを見つけやすくなります。この際、カラーやフォントなど細かい仕様は定めず、要素の配置のみに気を配ることで、デザインの土台を作ることを意識しましょう。
2 重要度順に強弱をつける バナー広告のデザインにおいてもっとも重要なことは、伝えたい要素を明快にし、一目で伝わるようにすることです。レイアウトが固まったら、重要な要素から目に入るよう、大きさや色によって強調しましょう。反対に、重要度の低い要素は目立ちすぎないように処理し、強弱をつけることが大切です。
3 フォントや字間を整える フォントを検討したり字間調整を行うことで、デザインの細部を整えていきます。細やかな調整を行うことで、全体の印象が洗練されると同時に、見やすさや伝わりやすさがアップします。また、広告媒体によっては画像内のテキスト量に指定があるため、審査落ちを防ぐためにも文字サイズや全体の文字量には気を配りましょう。
4 実際の仕様で確認する バナー広告をデザインする際、実際のサイズで作業を行うことはあまりないでしょう。そのため、アップロードしたあとで「掲載するサイトで目立たない」「文字が読みづらい」などの問題に気が付くことが少なくありません。こうしたトラブルを防ぐためにも、完成したデザインは掲載サイトに実際のサイズで入れ込み、問題がないかをチェックしましょう。

POINT

7

ABテストでブラッシュアップする

完成したバナー広告で想定した効果が得られない場合は、ABテストを実施してブラッシュアップに役立てます。ABテストとは、要素を変えた2パターン以上のページやバナー広告を一定期間運用し、もっとも効果の高いパターンを見極めるためのテストです。ABテストを行うことで、すでにあるバナー広告を作り直す手間やコストを抑え、ユーザーが求める視点を蓄積しながら現在のバナー広告を効果的にブラッシュアップできます。

バナー広告におけるABテストのポイント

バナー広告では、画像が入ることでビジュアルでの訴求力が強くなるため、画像の入れ方を検証する必要があります。また、バナー広告はリスティング広告と比較して、パーソナライズされた広告であることが求められるため、個々のユーザーに合わせた訴求を用意し、ユーザー別に効果を検証することが重要です。

POINT

8

バナー広告の見本サイト

バナー広告のデザインに迷ったら、同業種や類似サービスのバナー広告を分析することで、訴求やレイアウトのヒントが得られるでしょう。ここでは、バナー広告デザインの参考になるバナー広告の見本サイトを紹介します。

1

バナーデザインアーカイブ

2000以上のバナー広告が掲載されているバナー広告の見本サイト。業種やサイズ、色などのテーマで絞り込みが可能です。

2

BANNER LIBRARY

更新頻度が高く、常に最新のトレンドを押さえたバナー広告を掲載しています。「母の日」や「シズル感」などのハッシュタグで直感的にバナー広告を探すことが可能です。

3

Bannnner.com

クオリティの高いバナー広告デザインがそろったサイトです。色やサイズで探せるほか、「切り抜き」「顔切り抜き」「縦割り」「横割り」など、デザインの参考にしやすいようカテゴリー分けされています。

                   

Banner Matome

20,000点以上のバナー広告が観覧できる見本サイトです。テーマによって絞り込みができるほか、最新のバナー広告デザインが豊富な点も魅力です。

                   

Retrobanner

12,000種類以上のバナー広告が掲載され、業種やサイズ、色、テイスト別に絞り込みができます。サイズの種類が豊富なため、参考にしたいサイズのデザインを見つけやすい点が魅力です。

※紹介した情報は全て2021年5月時点のものです。

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